1948-04-30 第2回国会 参議院 本会議 第35号
と申しますのは、先程委員長報告にもありましたように、本法案が警察犯罪処罰令の身代わりの法案であるという点におきまして、過去における警察犯処罰令が即決例と相俟ちまして、不当に國民の権利を侵害しておつたという関係から、過去におけるこの性弊害を再び繰り返す愚をさけたいために、國民からかような声が挙つておるものと考えられます。(「そうだ」と呼ぶものあり)勿論警察制度は御承知のように改正になりました。
と申しますのは、先程委員長報告にもありましたように、本法案が警察犯罪処罰令の身代わりの法案であるという点におきまして、過去における警察犯処罰令が即決例と相俟ちまして、不当に國民の権利を侵害しておつたという関係から、過去におけるこの性弊害を再び繰り返す愚をさけたいために、國民からかような声が挙つておるものと考えられます。(「そうだ」と呼ぶものあり)勿論警察制度は御承知のように改正になりました。
なお、かくのごとき暴動が起きるということは予備的な鎭圧手段がないからではないかというお尋ねでありますが、これは必ずしも善良なる市民に対してみだりに予備的な檢索をするというようなことはできないのでありますが、凶器を携えておるとか、みだりに人の家に侵入するとかいうものは、今の警察犯罪処罰令によつて拘束を加えることができるのでありますし、協賛を仰いでおりまする軽犯罪法等が近く成立いたしますれば、これによつて
○佐瀬委員 次いで私は、本法律が從來の警察犯罪処罰令の運用にみたがごとくに、やはりより大きな犯罪搜査に悪用されるという懸念がありはしないかという点について、政府の所信を質しておきたいのであります。